0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす【藤崎 達宏】

こんにちは、もーちゃんです!

今回は、『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(藤崎 達宏)を紹介させていただきます。

 

子どもが生まれたけど、子育てがわからない・・・。子どもにどう接したらよいんだろう?

親は子どもに色々な手助けをしてあげるべきだよね!

 

子どもが生まれて、

  • 子育てに不安を抱えている人
  • 子どもに対してたくさん手助けをしてあげようと考えている人 etc

そんな人に読んでもらいたいのが本書です。

もーちゃん

特に、パパ(男性)にも読んでほしい!

 

本書の主題の「モンテッソーリ教育」は、イタリア女性初の医学博士マリア・モンテッソーリが生み出した世界中で支持されている教育法です。

 

「0~6歳の間は、その後の長い人生を生きていくのに必要な80%の能力が備わる、人生において一番大切な時期である」(マリア・モンテッソーリ)

 

マリア・モンテッソーリはこのように言っています。

また、0~6歳の間でも特に重要なのが0~3歳の時期だそうです。

もーちゃん

「三つ子の魂百まで」とよく言われますね!

 

変化の激しい現在の世界では、

△ いつ使えなくなるか分からない知識や技術を教え込むのではなく、

◎ 自ら考えて行動できる子を育てる

ことが必要です。

 

では、そのために親がすべきことは?

本書に書かれているこの実践法を具体的にわかりやすく紹介します!

では、さっそく本題へ。

 

※本記事は私の勝手な主観で書籍を紹介します。内容や解釈等が異なる点があるかと思いますがご容赦ください。正確な内容は実際の書籍をお読みいただければ幸いです。

 

モンテッソーリ教育の真髄

そもそもモンテッソーリ教育ってなに?

 

モンテッソーリ教育の基本的な考え方は、

子どもが「一人で生きていく本当の力」を獲得できるようにする教育法

です。

 

今後の世界は、どのような知識や技術が必要になるのか、まったく予測ができません。

もーちゃん

ここ数十年でも、スマートフォンやAIなどのICTの急速な進化、新型コロナ感染症の拡大など、先の未来は予測不可であることがよくわかりますよね。

知識や技術を身につけても、それが将来も役に立つものなのかわからないよね・・・。

 

ですので、親が子どもにすべきことは、

△ 知識や技術を教え込むことではなく、

◎ 「一人で生きていく本当の力」を獲得できるように見守ろう、一人でできるように手伝ってあげよう

という考え方の教育法です。

もーちゃん

環境に適応し、自ら考えて行動できる子になるよう支援するってことですね。

 

でも、親として、具体的に何をすればよいかわからないよ。

もーちゃん

わかります。だからこそ、子どもの成長に対する「親の予習」が大切です。

 

子どもが「一人で生きていく本当の力」を獲得するためには、親が子どもの成長に対する正しい知識を持ち、子どもを見守り、援助する必要があります。

「子どもはどのように成長していくのか?」を親が知っているかどうかで子育ては変わるのです。

 

本書で、子どもの成長に対する正しい知識を獲得し、そのうえで、子どもが「一人で生きていく本当の力」を獲得するための子育ての実践法を学んでいきましょう。

 知っておきたい成長のサイクル

子どもは自ら成長し、伸びる力を持っています。

その力がグングン伸びていくには、「成長のサイクル」が回り出すことが必要です。

もーちゃん

親がこの「成長のサイクル」を理解し、サイクルがスムーズに回るよう、子どもの環境を整えて援助してあげることが大切です。

 

 

①興味・関心

子どもはまず、自分で興味・関心があることを探し出します。

もーちゃん

子どもは、いろいろな場所に移動したり、いろいろな物を触ったり口に入れたりして、散策しますよね。あれです。

 

興味・関心を持つことが、すべての活動の始まりです。

親は、安全の許す限り、自由に散策させてあげましょう。

 

②自己選択

自分の人生を切り開くには、自分で決める習慣が必要です。

親は常に子どもが自分で選べる環境を整えてあげましょう。

もーちゃん

たとえば、おもちゃで遊ぶときなどに「どっちにする?」(二者択一)で子どもに選ばせましょう。「どうする?」と意見を求めるのは、もう少し判断がつく年齢になってからにしましょう。

 

③繰り返し集中現象

子どもは、活動を始めると、集中して繰り返します。

この瞬間に、子どもはグングン成長しているのです。

 

もーちゃん

ここで1点だけ注意です!(詳しくは次章で後述します)

親は、この集中と繰り返しが途切れないように、静かに見守ることが大切です。

なにしてるのー?

パパも入れてー

とか言って、子どもの集中の邪魔をするのは控えましょう。

 

④満足感、達成感

子どもは集中し繰り返す(③)ことで、その活動の精度が上がり、満足感と達成感を獲得します。

 

⑤様々な能力を習得

④までの過程で、生きていくのに必要な様々な能力を習得します。

もーちゃん

0~6歳の時期に身についた能力は一生ものだそうです!

 

⑥自己選択力、自己肯定感、挑戦する心

大人から見れば他愛もない活動でも、子どもにとっては自分で選択した活動を一人でできたことが大成功です。

小さな成功体験を積み重ねることで、

子ども

俺ってイケてるな!

子ども

私、やるじゃない!

といった自己肯定感が育ち、次の活動にチャレンジする「挑戦する心」が湧いてきます。

→そして、次の活動のチャレンジのために、再び①に戻ります。

 

もーちゃん

こうして、成長のサイクルがまわり始めるのです!

親の「良かれと思って」が邪魔する

もーちゃん

このパートは、私としては世の親に一番伝えたいパートです!心して聞くように!!

あ、はい・・・。

 

親の役割は「邪魔をしないこと」です。

子どもが自ら選択し、集中して、一人でできるように見守ることが大切です。

 

わが子のために◯◯してあげよう!

このような、親の良かれと思っての行動が、実はわが子の成長を一番邪魔している、なんてこともあり得ます。

もーちゃん

特に、子どものことをよく気にかけている「良い親」に多いみたいです。

 

具体的には、以下のような親の行動が、子どもの成長を邪魔します。

 

①先回り

子どもがやろうと思うと親に先回りされ、親に与えられた活動だけさせられる。

(例)

子どもが、どの遊具で遊ぶか選ぼうとしているときに、

◯◯ちゃん、こっちのおもちゃで遊ぼー。

と、親から先回りされて、おもちゃを与えられる。

 

②中断

子どもが活動をしている最中に、親から違うものを与えられる。

(例)

子どもが集中して遊んでるときに、

パパも入ーれて。一緒に遊ぼー。

と中断される。

 

③代行

子どもの代わりに、親が活動をやってしまう。

(例)

子どもが一人で服を着ようとしているのに、

ママがしてあげる。服をちょーだい。ほら、腕を通して・・・

と、親が代わりに服を着せてしまう。

 

もーちゃん

親がこのような行動を続けていると、自分で選択できない、自分で行動できない「指示待ち」の子どもになってしまうそうです・・・。

 

ちなみに、現在、私にも1歳の子どもがいます。

私は本書を読んで、この「邪魔をしないこと」を最も心がけているところです。

 

特に、「邪魔をしないこと」において、気をつけている場面は、子どもと一緒に遊ぶときです。

 

親として、「子どもを楽しませてあげたい!」という気持ちから、

もーちゃん

ほら。こっちのおもちゃの方が楽しいんじゃない?

とか

もーちゃん

一緒に◯◯しよう!楽しいよ!!

とか

どうしても、子どもの遊びに口出ししたくなっちゃいます・・・。

 

しかし、本書を読んで、

もーちゃん

これって、大人目線の自分勝手な行動なのかも・・・。

と、気づかされたような気がしました。

 

大人にとっては、つまらなそうに思える遊びも、

子どもにとっては、自分で選んだ遊びを、静かに集中して行っている

のであれば、私のような親の口出しは、邪魔でしかないですよね。

 

もーちゃん

今は、子どもをむりやり笑わせようとする自分に、「きゃっきゃっと笑っているときだけが遊びではないよね(静かに集中しているときも大事!)」と言い聞かせ、可能な限り見守るようにしています。

『提供』と『3つのM』

モンテッソーリ教育の究極奥義!

それは、『提供』『3つのM』です!

なにそれ?

もーちゃん

子どもが成長するための教え方、と理解してもらえば結構です。

 

教え方のポイントは、子どもが一人でできるように、やって見せること!

もーちゃん

具体的に説明していきますね。

 

提供

『提供』とは、

ママと一緒に、◯◯してみない?

のように、子どもを活動に「誘う」ことです。

もーちゃん

洋服をたたむこと、ボタンを留めること、教具を使うことなどの活動に、子どもを誘ってみることです。

 

モンテッソーリ教育では、子どもも一人の人格であるという考えを大切にしています。

子ども自身にやる意思があるかどうか聞いてみましょう。

 

子ども

イヤ!やらない!

そんなときは深追いせずに、

また今度しようね。

で終えましょう。

 

子どもは気分屋です。

別の日に、やっぱりやりたくなって、

子ども

やりたい!

と言い出すことはよくあるそうです。

もーちゃん

重要なのは、子どもに選択させるということですね。

3つのM

前述の『提供』で、子どもを活動に誘うことに成功したら、

次は『3つのM』を使って子どもに活動の仕方を教えましょう。

 

3つのM

①「見ていてね」のM

②「待っていてね」のM

③「もう一度やるから見ていてね」のM

 

①「見ていてね」のM

子どもは真似をする天才です。

ですので、最高の教え方は、

ママがやるから見ていてね

と、子どもの前で実際にやって見せること。

もーちゃん

ここでの注意点は「ゆっくりやる」ことです。子どもは大人のスピードについていけません。

 

②「待っていてね」のM

やっているところを子どもに見せていると、子どもは、

子ども

早くやらせろ!

と言わんばかりに手を出してきます。

 

ここで親は、

少し待っていてね

と、最後まで見せることが大切です。

もーちゃん

待っている間に、子どもをやりたい気持ちでいっぱいにするのですね。

 

③「もう一度やるから見ていてね」のM

子どもの初めてはうまくいかないものです。

そんなときは、

もう一度やるから見ていてね。

と、同じことをもう一度、やって見せてあげましょう。

もーちゃん

特に、子どもがつまづいている部分は、ゆっくり見せてあげましょう。

 

ここで一番いけないのは、口での注意です。

あ~ダメダメ!そこはこうして!ここはああして!

こんな感じで否定されると、子どものプライドは傷つき、

子ども

自分はできないんだ・・・。

と自信を喪失してしまいます。

 

僕もつい口で注意しちゃってます・・・。

もーちゃん

わかります。つい口で注意しがちですが、ぐっと堪えてください。

 

①~③の『3つのM』の後、子どもが繰り返し活動をやり始めたら、集中が途切れないようにそっと離れて、静かに見守ってあげてください。

 

ここからは私の持論なのですが・・・。

 

世の親が、なかなか『提供』及び『3つのM』を実践できず、思わず

  • 「◯◯しなさい!」と活動を強要してしまったり、
  • 「ダメダメ!こうして!ああして!」と口で注意してしまったり、
  • 「貸して!やってあげるから!」と代わりにやってしまう

のは、親の「焦り」が起因していると考えています。

 

もーちゃん

主に、以下の2つの焦りから来るものでは、と考えています。

①(親にとって)時間がないという焦り

②わが子が(周りの子と比べて)できないことへの焦り

 

①(親にとって)時間がないという焦り

親には時間がありません!

仕事、家事、人間関係(家族、親族、友人、同僚などとの予定)などなど・・・

世の中の大半の親が、時間に追われる日々を過ごしているのではないかと思います。

もーちゃん

全国のお父さん、お母さん、お疲れ様です。

 

一方、子どもは、今している活動に集中することが世界の全てです。

「時間に追われる」、「急ぐ」という感覚はほとんどありません。

 

子どもには、急ぐ理由がなく、また、うまくできないことが多いため、

親に時間の余裕がない状況であれば、

はやくして!

もう、ママがやるから!

って、当然なりますよね。

もーちゃん

親は、子どもには急ぐ理由がないことを理解する必要があると思います。

 

②わが子が(周りの子と比べて)できないことへの焦り

わが子が、周りの子と比べてできないことがあると、親は焦ってしまい、

違うでしょ?こうして!なんでできないの?

と口や手を出してしまうのではないか、と考えます。

  • たっちができない(周りの子は歩いている)
  • 言葉をしゃべれない(周りの子はお話ができている)
  • おむつを卒業できない(周りの子はトイレができている) など

もーちゃん

「うちの子に問題があるのでは?」と、つい焦っちゃうんですよね。

 

前述したことから、私としては、『提供』及び『3つのM』を実践するためには、

親が時間と気持ちに余裕を持つように努力すべき

と考えています。

 

たとえば、私は、以下のことを意識して、可能な限り時間に余裕を作り、余裕を持って子どもに接することができるよう、心がけています。

  • 早めに行動する
  • 事前に計画を立てる
  • 所要時間を多めに見積もる
  • 予定を詰め込みすぎない(大事なものを取捨選択) etc

もーちゃん

なかなか思うようにいきませんが(笑)

 

また、子育てや子どもの成長に不安を感じたとき、以下のように考え、親として、気持ちに余裕を持つことを心がけています。

  • 「周りの子と比較しないようにしよう。わが子なりのペースで成長している。」
  • 「いつかはできるようになるから、気長に見守ろう。」

親が余裕を持っていれば、子どもも安心できるよね!

もーちゃん

もちろん、あまりにも発達が遅いなどの重大な問題は、親が抱え込まずに専門家の力を借りましょう。

 

本書の中でも、子どものトイレトレーニングがうまくいかないという悩みのケースを例に、筆者はこう言っています。

『大人になって一人でトイレができない人はいない。』

 

私自身、「たしかに。過剰に不安になる必要はないのか。」と、とても気持ちが楽になりました。

もーちゃん

いつかはできるようになるから、親は気長に見守ってあげることが大切ですね。

まとめ

今回は、『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(藤崎 達宏)をご紹介させていただきました。

本書では、子どもが自ら考えて行動できるようになるために、親がすべき子育ての実践法をわかりやすく学べます。

もーちゃん

特に、0~3歳の時期が一番重要だそうです!

 

モンテッソーリ教育の真髄

モンテッソーリ教育の基本的な考え方は、

子どもが「一人で生きていく本当の力」を獲得できるようにする教育法

です。

 

親は、子どもの成長に対する正しい知識を持ち、子どもを見守り、援助することが必要です。

もーちゃん

本書で、正しい知識、子育ての実践法を学べます!

 

知っておきたい成長のサイクル

親が子どもの「成長のサイクル」を理解し、サイクルがスムーズに回るよう、子どもの環境を整えて援助してあげることが大切です。

 

 

親の「良かれと思って」が邪魔する

親の役割は「邪魔をしないこと」です。

 

子どもが活動している最中に、

パパも入ーれて。一緒に遊ぼー。

ママがしてあげる。ほら、貸してごらん。

など、子どもの邪魔をしないでください。

もーちゃん

子どもが自ら選択し、集中して、一人でできるように見守ることが大切です。

 

『提供』と『3つのM』

『提供』と『3つのM』とは、子どもが成長するための教え方です。

 

まずは、

ママと一緒に、◯◯してみない?

と、子どもを活動に誘ってみましょう。(=提供)

もーちゃん

やる意思があるか、子どもに委ねましょう。子どもに断られたら、後日、改めて誘ってみましょう。

 

子どもを誘うことに成功したら、『3つのM』を使って、子どもに活動の仕方を教えましょう。

3つのM

①「見ていてね」のM

②「待っていてね」のM

③「もう一度やるから見ていてね」のM

もーちゃん

教え方のポイントは、子どもが一人でできるように、やって見せること!

 

いかがでしたか?

本書に興味を持つ方は、少なからず子育てに悩みを抱えている方が多いのでは、と考えています。

 

私としては、子育てについて、世の親の皆様には、

あまり気負いすぎず(100%完璧を目指さない)、

一方で、親として正しい知識を身につけることで、

子どもが自ら考えて行動できるようになるための支援をしてほしい、

と考えています。

もーちゃん

一緒に無理せず頑張っていきましょう!

 

ではでは~

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